一般社団法人ハンズハンズ

SSTの一環でいいねすごろくというゲームを行いました。様々なシチュエーションが書かれた紙を箱に入れ、くじ引きの要領で1つのシチュエーションを選びます。自分が引いた紙を見て、こういう時自分ならどうするか意見を述べます。その意見に対して「いいね!」と思ったらGoodサインを出し、Goodの数だけマスを進めることができるというゲームです。

例題として「ショッピングモールで家族とはぐれてしまいました。あなたならどうしますか?」というシチュエーションに「私はお店の人に助けを求めます。どうですか?」とみんなに問いかけます。「いいね!」と答えた子が5人いたので、5マス進むことができるという流れです。

職員が最初にお手本を見せながらルールを教えます。【友達が持っている鉛筆を見せてほしいとき】【友達が嫌なことを言ってきたとき】【ドライバーさんが荷物を持ってくれたとき】【友達がおしゃれな服を着ていたとき】等、お友達にお願いをするとき、注意したいとき、ほめてあげたいときにどのように伝えたら良いのかを考えられるようにしました。

自分の意見を上手く伝えることができなかった子に対して「ぼくだったらこうするけどどう?」と問いかける子や意見が言えるまで急かさず待っていてあげる優しい姿が見られました。

みんなで「いいね!」とGoodサインを出すときはとても盛り上がりました。どの子も元気いっぱいの「いいね!」を披露していました。

言い方ひとつで相手の子がどのように感じ取るか、困ったときに慌てず一度落ち着いて冷静に考えることで解決策が見出せることを今回のゲームで少しでも感じ取ってくれたら良いなと思います。最後に「いいねすごろくまたやりたい人ー?」と聞いたら、多くの子が「いいね!」と答えてくれたのでまた第二回も続けてやっていきたいです。  (武内)


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